骨折の固定はシーネ!その種類について解説します!
骨折した場合にはギブスなどによってしっかりと固定して治療を行っていきます。
なぜなら折れた骨同士が曲がってくっついてしまうことがないようにするためです。
折れた骨というのは自然にくっつくことが出来ます。
さらに一部が損傷しなくなってしまった場合には再度骨を形成することが可能です。
今回はシーネなど固定するものの種類についてお話していきましょう。
「シーネ」
ギブスとは異なり、添え木や副子、副木とも呼ばれ患部を支えるものになります。
包帯などによって固定し患部を動かないように固定します。
材質はアルミニウムの金属ウレタンやプラスチック、木などが使用されます。
肌に直接触れる面は保護できるように綿やパイル記事で作られています。
シーネというのは添え木だけですので取り外しも簡単に行うことができ、圧迫感も少ないものになります。
手首、上腕、鼻など体重のかからない部位に使用することが多いです。
「ギブス」
骨折と聞くとこちらを想像する人が多いはずです。
完全に患部を覆ってしまうタイプになります。
そのため取り外すことはできません。
昔は石膏で作られているものが多かったのですが現在では樹脂製の物がほとんどです。
「シャーレ」
ギブスを半分にしたものをシャーレと言います。
これを包帯などによって固定していきます。
ギブスほどの固定はありませんがシーネよりは強く固定することが出来ます。
骨折の程度によっては初期にギブスで固定し、リハビリをする期間になると半分に切ってシャーレにすることもあります。
固定するものの種類というのはこれら3つです。
背骨や腰などの場合にはギブスなどを装着することはせずにコルセットなどを使用して固定する場合もあります。
シーネを使用する場合というのは比較的軽い場合が多いです。
上述したように指、上腕、鼻などの体重がかからない場所はシーネで固定することが多いです。
ギブスを使用する必要がない場合に使用すると覚えておきましょう。