踵 粉砕骨折 治療 後遺症

踵の粉砕骨折治療と後遺症について

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踵の骨折は転落や階段の踏み外しによる強い衝撃を受けた事が原因で生じる事がほとんどです。
粉砕骨折による治療方法と後遺症についてのお話です。

 

 

【踵の粉砕骨折】
踵骨はスポンジ状になっている中に血管が幾重にも延びている構造になっており、上には足首の骨である距骨が前には足指の骨である立方骨がありますし、全体重がかかってくる骨でもありますから、骨折をしてしまうと歩行運動に多大な影響を与えます。
長期間のギブス装着による安静により、血流が悪くなって骨の質が極めて悪くなる事もありますから、リハビリは大変重要です。
粉砕骨折をするとケーキがつぶれるように押しつぶされた状態になり、少しの激痛が走り腫れもしますから立つ・歩くなどの基本的な運動ができなくなります。
完治した後まで痛みが続くなどの後遺症が出る事もあります。
治療期間は踵に力が加わらないようにします。

 

 

【踵骨骨折の治療】
通常の骨折であれば保存療法もしくは手動で骨のずれを治すなどの整骨治療で充分なのですが、粉砕骨折となったら外科手術となります。
金属プレートをボルトではめるか針金でつなぐあるいは外から釘差しした上に、ギブス固定にして約1ヶ月は安静の保存療法などの治療がされます。
骨の付き具合を確かめながら少しずつ踵に体重をかけていき、完全にギブスがとれるようになるのは通常2ヶ月程度なのですが、粉砕骨折の場合は複数回の手術を行いますから3ヶ月から半年の治療期間はみておいた方が無難です。
後遺症を起こさないためにも踵に内出血や痛みあるいは腫れなどの異常がみられる場合は早めに治療を受ける事が重要です。

 

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【踵粉砕骨折の後遺症】
全体重がかかる部位であり、足指の関節とも密接なつながりがありますから、転落した時の衝撃が強くなりやすく後遺症も残りやすい骨折の1つです。
上と前に歩く時に重要な役割を持つ関節が来ている関係から、歩くたびに激痛が走り長時間の歩行が難しくなります。
骨が変形すると坂道や凹凸のある道の歩行で踏ん張れなくなりますから歩行が困難になります。
長い時間たつことも困難になるなど様々な後遺症が出てきやすくなります。

 

 

踵の粉砕骨折は治療が長引く事に加えて痛みなどの後遺症が残りやすく歩行困難に陥ってしまう事もあります。

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