骨折した際のギブスの種類は!?シーネやシャーレも?
骨折というのは骨が折れることを指します。
人間の大人の骨の数は200個ほどと言われています。
どこかの骨が折れてしまうことによって痛みや腫れなどの症状が起こります。
この痛みを緩和させ、骨をきちんとくっつけるためにもギブスで固定することは大切になります。
骨を折ってしまった経験がある人はお分かりだと思いますが固定するかしないかで痛みの出方が全く違います。
初期段階では特に差が出るでしょう。
また固定しないと治りにくいとも言われていますので固定するということがどれだけ重要かがわかります。
この固定するものにはどのような種類があるのでしょうか??
そこについてお話していきましょう。
ギブスにはいくつかの種類があります。
ギブス…患部を覆って固定するタイプで、石膏、もしくはグラスファイバーで出来ています。
昔は石膏が多く使われていましたが現在はグラスファイバーで作られているものが主流となっています。
その理由は強い、軽い、濡れてもOK、メリットは圧倒的にグラスファイバーのほうが多いです。
石膏は細かい形を作らなければならないときに使用されます。
シーネ…患部に添え木のように当てて固定するタイプのものです。
患部を覆うことはありませんのでいつでも取り外すことが可能です。
症状が軽い骨折や体重がかからない場所に使用することがあります。
手首、上腕、鼻などの部位に使用することが多いです。
シャーレ…イメージとしては添え木を両側から当てて包帯などで固定します。
シーネよりは強いと言われています。
添え木にはいくつかの種類があり、石膏、グラスファイバー、アルミニウムなどで出来ています。
このようにいくつもの種類があるのは重症度や場所によって使い分けると言えます。
ただしこれらの固定具は肋骨の骨折には使用できません。
肋骨の場合にはテーピングなどによって固定するだけにとどまります。
固定する方法というのはいくつかありますが、漫画のように自分で外すことはやめましょう。
岩などにギブスを打ち付けて外しているアニメなどもありますよね。
現実に行ってしまうと危険ですので、自分で外すことはやめましょう。