肘の粉砕骨折でのリハビリ方法とその期間
転倒で激しく肘を打ったり手をついたりした時の強い衝撃で粉砕骨折する事があります。
程度が軽ければリハビリだけで完治します。
その方法と期間についてのお話です。
【肘粉砕骨折について】
腕を曲げた時に頂点部分になる位置に肘頭があり、転んだ時に直接肘をぶつけた時の衝撃や手をついた時の激しい衝撃を受けた時に粉砕骨折をおこす事があります。
通常粉砕骨折は緊急手術となる事が多いのですが、肘頭の場合は変形の程度が軽ければそのまま固定して保存療法という方法で治します。
肘は二の腕と前腕とをつなぎスムーズな動きをするために重要な働きをします。
それが粉砕骨折してしまうと周辺が腫れたり激痛が走ったりなどの症状の他、腕をスムーズに動かせなくなります。
骨折の具合にもよりますが固定後約1ヶ月でリハビリとなりますが期間は通常2〜3ヶ月です。
その方法は主に腕の上げ下げなど基本的な運動です。
【肘粉砕骨折の治療方法とリハビリと期間】
保存療法で治す場合は腕を若干下に下げた状態で2〜3週間だけ二の腕から手にかけてのギブスをつけ、状態を確認しながらさらに1〜2ヶ月のリハビリ期間を持つという治療方法で行われます。
変化が著しく癒合がそのままでは難しいと判断された場合は、プレートで固定するか針金で固定するなどの手術を最初に行います。
治療期間を短縮したい場合は癒合しやすい手術が妥当です。
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【リハビリの方法と期間】
いわば前腕と二の腕のちょうつがい的な役割を持つ体のパーツですから、リハビリも腕がスムーズに曲げ伸ばしができるようになる事を目標に行われます。
二の腕と前腕にはそれぞれ筋肉がついており肘が骨折すると、それぞれの筋肉に引っ張られて骨のずれが大きくなり変形してしまう事があるのです。
固定されている間に筋肉が硬直して腕がうまく上げ下げできなくなりますから、リハビリで筋肉をほぐして日常生活に支障が出ないようにします。
肘の粉砕骨折はスムーズな腕の動きを取り戻すために一定期間のリハビリと保存療法などの方法で治すのが一般的です。
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