骨折してギブスで固定する期間/目安はいつまで?
ギブスは骨折した場合に患部を固定するだけでなく、保護する目的でも使用されます。
まず骨折した場合には骨がしっかりとまっすぐにくっつくことを促す必要があります。
それは治療方法が保存療法だからです。
保存療法というのは簡単に説明すると安静にするだけです。
痛みがある場合には痛み止めなどを服用することもありますが基本的にはギブスを使用して安静にして骨がくっつくことを待ちます。
固定する期間についてお話していきましょう。
現在のギブスはほとんどがグラスファイバーで出来ています。
昔は石膏で作られていましたが強くて軽いグラスファイバーが使用されます。
ただし細かな成型が必要な場合には石膏が使用されることもあります。
他もシーネやシャーレを使用して固定することもあります。
その期間は患部や個人差がありますので確定していつまでという答えを出すことはできません。
開放骨折や複雑骨折の場合などには伸びることもあります。
患部によって目安の期間についてお話していきましょう。
その期間は手の場合には1か月ほど、腕の場合には4週間ほど、足の場合には6週間ほどだと言われています。
ただしこれは目安になりますので個人差はあります。
開放骨折や複雑骨折などで骨の損傷がひどい場合には伸びることもあります。
また治るスピードも人によって異なります。
外すタイミングは医師の判断によって行います。
固定しすぎてしまうと筋肉が低下したり萎縮してしまいますので最低限の期間固定します。
外す前からリハビリを行っていく場合もあります。
外す方法はギブスカッターと呼ばれるピザを切るものに似ている器具を使用して行います。
ピザを切るものに振動を与えてギブスを切っていきます。
同時に皮膚が切れてしまわないかと不安になると思いますが皮膚は切れないように出来ています。
そのため安全に取り外すことが出来ます。
またボルトやプレートなどによって骨を固定している場合には自身の判断によって取るか取らないかを選択することが出来ます。
外した後はしっかりとリハビリを行いましょう。