背骨圧迫骨折の静養期間とコルセットの正しい付け方について
背骨圧迫骨折は突然動けなくなるような激痛に襲われて、頭の中が真っ白になってしまうほどつらい症状を伴うのと同時に、コルセットの付け方を間違えると重篤な障害をおいかねませんから注意が必要です。
【背骨圧迫骨折とは】
背骨圧迫骨折は脊椎圧迫骨折あるいは腰椎圧迫骨折と言われるように、特定椎骨の部位が割れておしつぶされたような損傷をおこす症状です。
激しい痛みを伴い動けなくなってその場にへたりこんでしまうような状態になります。
骨は再生能力を持っていますから最終的に完治しますが、コルセットなどでがっちりと固定して特定期間絶対安静にしなければなりませんし、正しい付け方をする事も重要です。
完治しないまま動いてしまうと不自然に骨が形成されてしまい、足のしびれや痛みあるいは麻痺を引き起こしてしまいます。
【背骨圧迫骨折の原因】
思いっきり尻もちをついた時の衝撃で腰椎がつぶれてしまうといった事以外に、運動不足や食生活の欧米化および放射能汚染そして老化現象などによる骨密度の弱体化が主に考えられます。
高齢者に多い骨租そう症による骨折によっても生じます。
治療法としては手術かコルセットでの正しい付け方の元に、一定期間絶対安静にする方法とがあります。
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【特定期間絶対安静の保存療法が適切】
背骨圧迫骨折になったらコルセットを装着して特定期間を絶対安静で過ごします。
これは腰を一定期間一切動かさずに静かに横になって寝ている状態を指します。
寝返りも禁止です。
激痛は2週間から4週間程度でとれてきますが、この期間は骨が再生している段階なのです。
ですから絶対動かさないでおかないと骨が不自然に形成されてしまい、腰曲がりのようになってしまいますし完治も遅れて悪化してしまう危険も伴います。
トータルでは約3ヶ月ほどで骨が元の状態に戻っていきます。
この保存療法を強力にサポートしてくれるのがコルセットです。
【コルセットの正しい付け方】
背骨圧迫骨折を強力にサポートしてくれるコルセットは、病院から提供されるもので保険適用されていますから数千円の費用ですみます。
一度でも腰痛で通院や入院した事がある人には馴染み深いはずです。
自分で簡単に着脱できる事がメリットですが、若干皮膚との間に余裕ができますから完全な固定とはならないのですが、不衛生にならずにすみます。
正しい付け方は肋骨と骨盤にあたらないように巻くのがポイントです。
これでしっかりお腹を締め付けてくれますから痛みが激減します。
正しい付け方をしていないと結果的にうまくコルセットを巻けませんし背骨も良い形で再生してくれます。
背骨圧迫骨折は3ヶ月の静養期間が重要であり、痛みをとりのぞき良い形に再生してもらうためにもコルセットを正しい付け方で巻く事が重要です。
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