打撲の腫れがぶよぶよしている原因と対処法
打撲はスポーツ中に起こりやすい怪我ですが家の中などでも起こる可能性があります。
これは筋肉や腱、皮膚、脂肪組織などの軟部組織が損傷することによって起こります。
そのため痛みだけでなく、腫れや内出血などの症状を伴います。
その際にぶよぶよした腫れが起こる場合があります。
その場合の原因と対処方法についてお話していきましょう。
【ぶよぶよする原因】
基本的に筋肉や腱などの軟部組織が損傷しますので腫れが起こります。
腫れというのは人間の持つ治癒力によって血液が集まることが原因です。
血液には損傷した患部を修復するために酸素や必要な栄養素などを運んできます。
この腫れがぶよぶよとすることもあります。
しかし、他のことが原因となっている場合もあります。
3つの原因が考えられます。
「血腫」
内出血を伴っている際に起こるもので、血液が吸収されずに皮膚の下に溜まってしまっている状態のことを指します。
自然に吸収されていくことがほとんどですが、吸収されずに血腫となって残ってしまうことがあります。
「滑液包炎」
滑液包と呼ばれる骨と関節の間にある大きな動きを必要とする部位にあるものです。
ここに水が溜まってしまうことによってぶよぶよすることもあります。
滑液包の中に水が溜まってしまうことがあります。
さらに炎症が起こることによって痛みが生じることもあります。
ただし、体のどこにでも存在しているわけではありません。
関節の付近に起こることがほとんどです。
「帽状腱膜下血腫」
頭を強打した際などに起こるもので、頭蓋骨との間に血液が溜まる状態のことです。
しこりのように感じることもありますが、ぶよぶよとした塊のようになっています。
【対処方法】
基本的にぶよぶよした症状は自然に消滅していくことがほとんどです。
それでも症状が緩和しない場合には病院で対処することが重要です。
固まっていないものであれば注射などによって抜くことも可能となります。
いつまでも治らないなど、おかしいと感じる場合には早めに病院へ行きましょう。
関連ページ
- 胸部を打撲した時の危険な症状/素早い対処が重要です
- 打撲で内出血を早く治すには冷えピタ!?/補助的に使用しましょう
- 皮下血腫でしこりができた場合の治療方法/内出血とは違います
- 肋骨辺りをぶつけた!胸部打撲は全治までかかる期間はどれくらい?
- 顔を強打して打撲をした場合には病院は何科へ行けばいい?危険な症状は?
- 打撲と「ひび」の違いとは?初期では気付きにくい!注意すべき症状
- 打撲で触ると痛い場合の対処法/重要なのはRICE処置!
- 打撲で力が入らない症状と対処方法/骨折と間違えないようにするために
- 打撲であざが出来た!色が変化する原因と対処方法
- かかとの打撲は治らない!?注意すべきは骨折!
- 膝の打撲でしびれが起こる原因/運動麻痺などが起こる可能性がある?
- 打ち身でできたあざが消えないときの対処方法は
- 打ち身を早く治すための方法と初期対応
- 打ち身でできた内出血や腫れは早期の処置で
- 打ち身で内出血をしているときに湿布は効果を発揮するか
- 打ち身の腫れが引かないときの原因と対処
- しびれは打ち身の症状でも怖いサイン
- 危険性の高い腰の打ち身の対処
- 腫れやすいすねの打ち身の対処
- 打ち身による内出血は塗り薬で
- 効果的な膝の打ち身のテーピング
- 打ち身のあざは黄疸とは違い危険な状況
- 間違うと怖い打ち身と骨折の見分け方
- 以前とは違います、擦り傷と打ち身の治療方
- 腫れた打ち身のかゆみの対処方
- 打ち身、打撲に効果的な温泉とお風呂の入り方
- 打ち身、打撲の応急処置にはお米?
- 打ち身や捻挫(ねんざ)は何科の病院へ?
- 打ち身で腫れる期間を長引かせない
- 打ち身で腫れたこぶの対処
- あざなし打ち身なのに痛い場合の対処