肋骨にひびがあっても運動して大丈夫かどうか
肋骨にひびが入ってしまったけれど、運動をしたい衝動にかられることがあります。
しかしながら、どれくらいなら大丈夫なのか、判断が難しいところです。
安静にと言われても動きたい場合に、運動をしても大丈夫な範囲があるのかどうか、説明します。
【肋骨の特徴について】
肋骨とは、左右十二本ずつ対象にあり、背骨から前の方へぐるっと内臓を囲むように構成されています。
胸は完全に覆われ、深い位置に肺があります。
肋骨でできた胸郭という骨格が、膨らんだりしぼんだりすることを、呼吸と呼んでいます。
【ひびが入った場合の症状】
肋骨にひびが入ると、主な症状として、上半身をねじることで胸に痛みを感じる、くしゃみ、咳、呼吸の際に鈍い痛みがある、または倦怠感や違和感がある、胸の横側、前側から押されると痛みを感じる、肋骨そのものが痛い、圧迫すると痛みを感じる等の症状があります。
治療期間としては、症状の程度によって異なりますが、小さなひび程度であれば、2〜3週間で安静にすることで症状は改善に向かいます。
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【ひびが入った状態で運動した場合】
ひびくらいであれば、運動しても大丈夫だろうと思ってしてしまった場合の影響ですが、治療には、安静が第一になりますので、体幹を動かすことでひびの入った患部が動いてしまったり、激しい呼吸をすることで、患部が動かされ、ずれたり、くっつきが遅くなるという悪影響が出る可能性があります。
【運動が大丈夫な範囲について】
どの程度までなら運動が大丈夫なのかと言うと、自己判断で大丈夫だからと行うのではなく、やはり医師との相談で大丈夫と判断される範囲までとなります。
痛みがある動きをしては避けなければいけませんので、ひびの入った部分には負荷がかからない程度、ということになります。
それでもどうしてもする必要のある運動、やりたい運動がある場合には、担当の医師に相談するようにしてください。
肋骨にひびが入っただけ、と軽くみてしまうと、変形して固まってしまったり、ずっと痛みが残る可能性もあります。
医師の判断によってしても大丈夫と言われた運動をするようにしてください。