肋骨骨折がレントゲンに写らない理由とは
明らかに肋骨骨折だろうと病院に行っても、レントゲン検査をしても折れていないと言われた経験はありませんか。
実は、レントゲンに写らないという可能性も秘めています。
その理由について説明します。
【肋骨骨折について】
肋骨骨折とは、一回の外的圧力で起こる外傷性のものと、疲労が蓄積することで起こる疲労骨折のものがあります。
外傷性の場合は、直接ぶつかって折れるケースもあれば、人に強く押しつぶされて肋骨が歪み、圧力に耐えきれずに折れてしまうケースもあります。
疲労骨折が起こる理由には、咳を繰り返しすることで起こったり、スポーツ選手等でゴルフ、野球、柔道等の同じ動作を繰り返す競技に多いとされています。
負担のかかりやすい動作を繰り返すことで、疲労が蓄積され、時間をかけて最終的に折れてしまいます。
【肋骨骨折の主な症状とは】
肋骨骨折は、バキッと音を立てて完全に折れてしまうこともあれば、ヒビで止まることも非常に多く、このヒビにおいても軽度の骨折として考えます。
外傷性の場合、直後から激しい痛みがあり、咳や呼吸困難、寝返りすら難しく、痛みはしばらく続きます。
疲労性の肋骨骨折の場合は、鈍い痛みが長く続くことで本人が気付いて発覚することが多くあります。
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【レントゲンに写らない理由】
肋骨骨折は、その患部の位置によってはレントゲンに写らない為、確認が難しいケースがあります。
その理由とは、骨がいくつも重なってしまう為に起こります。
レントゲンの角度を変えて撮影しても、やはり同じ理由で写らず、骨折と診断されないケースがあります。
ただし、症状等から診断されることもあります。
【レントゲンに写らない骨折の発見方法】
レントゲンに写らない理由は先述しましたが、その写らない骨折を、エコーをとることで骨折部位を発見できることがあります。
エコー検査のメリットとして、圧痛部位において、確実に骨折映像を撮影することができるという点にあります。
また、患者側からしても、エコー画像を見ることで、完全に納得できるということも利点になります。
肋骨骨折は、症状からも疑うことが十分可能ですが、レントゲンに写らないことがあります。
その理由を理解しておくことも大切です。
肋骨骨折に似た症状がある場合には、まず医者に相談することをオススメします。