指の開放骨折の治療期間とリハビリの方法について
転倒や作業中の事故など様々な要因で開放骨折をした多くの場合、緊急手術および治療期間中は絶対安静となるケースがほとんどですが、指の開放骨折の場合はどれくらいの治療期間でリハビリ方法はどのように行われるのか、お話しします。
【開放骨折の基本と治療期間】
開放骨折とは骨折をした際の骨が皮膚を突き破ってむき出しになるという、重篤な骨折でありかつて複雑骨折と呼ばれていた状態です。
最も懸念されるのは細菌による感染症および大量出血ですから、レントゲンで開放骨折の詳細を確認後まっさきに行われるのは傷口の消毒そして止血です。
指は指骨骨折と呼ばれています。
多くの場合は作業中の事故や転倒して手をついた時の衝撃で発症します。
骨折した時点でのたうち回るような激痛と腫れおよび熱を帯びます。
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【指骨骨折の基本治療と処理】
開放骨折の治療方法は骨が完全に折れて皮膚を突き破っているわけですから、切開手術となります。
骨のずれを元に戻してからプレートやワイヤーを皮膚内部に挿入するか、ネジで固定するという方法が一般的です。
どの方法をとったとしても完全に骨が元の形になる期間は3ヶ月以上ですから、固定されたまま一切動かせない事になります。
多くは基幹骨といって付け根に近い部位の骨折になりますから、先端を残して固定される事が多いです。
たまに血流が悪くなって指先が紫色になってくる事があります。
それ以外にも異変を感じたら即刻主治医に相談をしてください。
【リハビリ方法と期間】
固定されている間はなかなか指をフルに使う事はできないでしょうが、数ヶ月の長い期間にまったく動かさない事によって血流も悪くなりますし、関節も硬くなります。
痛みが取れて骨もうまく接合できているようであれば、ワイヤーやネジなど固定具を外す手術が行われた後に通院を一定期間する事になります。
少しずつでも指を曲げて動かすように心がける事が正式なリハビリ方法になります。
どれだけ優秀なリハビリ方法を用いても2ヶ月以上はかかりますから、気長にリハビリを行う事も正しいリハビリ方法になります。
すなわちなるべく機会を設けて特定期間に指を使う事です。
開放骨折は緊急手術は必要であり、リハビリ方法としては治療期間中に指を曲げる運動などがあります。
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