骨折の痛みを緩和する方法「冷やす」「血行を良くしない」
骨折したときに強い痛みを感じたことがあるという人は、世の中にはたくさんいます。
では、その痛みを緩和する方法は何かないのかと言いますと、それは複数存在します。
まず、骨折をした直後ならば、安静にして患部を冷やすようにしましょう。
これは内出血と炎症に対する応急処置となります。
このとき、患部を冷やしておかないと、内出血がしこりとなり、そこに違和感を残すことになります。
あまり具合が悪いようだと痛む上に動きが鈍くなるので、手術が必要になります。
炎症は熱を持つことにより、患部に痛みをもたらします。
そのため、冷やせばそれだけ熱が引くため、それが緩和されるのです。
では、何を用いて冷やせばよいのかと言いますと、ビニール袋に入れた氷を使えばよいでしょう。
これならばすぐに準備できるため、手間もかかりません。
しかし、それを使用するときは、患部に直接当てるのではなく、間にタオルなどを挟みましょう。
これは凍傷を防ぐために必要な措置なのです。
きちんとした応急処置をしても、それで骨折が治る訳ではないので、その後のケアは必要です。
まず、ギプスなどで周りを固め、衝撃を受けないようにしましょう。
これは足を骨折したときは、その部分を吊るようにすればよいでしょう。
この措置は足に血がなるべく行かないようにするためです。
血が行き過ぎると、痛みが悪化することになります。
骨折しているときは、なるべく入浴は控えるようにしましょう。
これは患部を温めることにより激痛が走る恐れがあるためです。
そのため、身体の汚れを取るときは、濡らしたタオルなどを用いるようにしましょう。
どうしても入浴の必要があるという場合は、患部をビニール袋などで包み、直接お湯に触れないようにしましょう。
その上で誰かの補助を受ける必要があります。
このように、骨折したときに痛みを緩和するためには、複数の措置が必要になります。
ただ我慢するだけでは苦痛を伴うばかりではなく、治りも遅くなるというのを、意識しておきましょう。
