間違うと怖い打ち身と骨折の見分け方
骨折は、驚くほど強い痛みが出ます。
打ち身とは明らかに違う症状を示すため、完全骨折の場合には見分け方になるでしょう。
ですが、完全に折れてしまっているだけではありません。
ひびが入っている状態も含まれることを留意しておく必要があります。
【体に大きな衝撃を受けただけではない】
打ち身と骨折の大きな違いは、強く衝撃を受けた時に、どこに問題が発生したのかということです。
筋肉の損傷であれば打ち身であり、骨に異常が出れば骨折ということになります。
正確には、骨の連続性が立たれた状態を示す言葉であり、完全に折れてしまったときだけを示しているわけではありません。
医学的に見た場合、ひびが入った状態は、連続性を断たれているということになるため含めるということになります。
これが大きな違いであり見分け方の基本です。
【打ち身の基本】
体を強打した時、体には痛みが出てくるようになります。
打ち身であっても、体の組織が傷ついてしまえば、それは痛みや内出血、腫れとなって表れてくるからです。
この状態であっても、動かすことはできるはずですし、関節も曲げることができるでしょう。
強い痛みがありますが、24時間程度から徐々に引いていくことが打ち身の特徴といえます。
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【骨折の見分け方】
打ち身とは違い、はるかに激痛が発生するようになるのが見分け方です。
完全に折れてしまった場合には、ありえない方向に曲がってしまうことも出てくるでしょう。
実際に脂汗が出るような痛みが続き、動かすことは難しくなるところも見分け方です。
内出血も大量にみられるため、驚くほど腫れてしまうことも特徴といえます。
時間とともに痛みが引きにくく逆に激しくなり、さらに発熱も見られるようになるのが骨折の見分け方です。
【動かすことができることもある】
見分け方として、動かせるかどうかがありますが、患部によっては動かすこともできます。
特にひびが入っているという状況では、足であっても歩くことができる場合もあるでしょう。
打ち身であると決めつけずに、医師の診断を仰ぐことも必要です。
見分け方は簡単ではありませんが、痛みが続くようであれば骨折の疑いをかけるべきでしょう。
時間とともに悪化していってしまう以上、できるだけ病院に赴き早く対処することが重要だからです。
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