肘の痛み？骨肉腫の自覚症状にもあります
骨肉腫は骨のがんで、将来骨を作っていくはずの未熟な組織ががん細胞に侵されてしまうという病気です。
初期は痛みもそれほど感じませんが、進行すると痛みなど自覚症状が出てきます。
肘の痛みなどから検査を行いがんが見つかる事もあります。
【骨肉腫ができる場所はどこが多い？】
骨肉腫は10代から20代くらいの若い成長期の世代に発症する骨の癌です。
若い世代であり成長期を迎えている年代なので、癌細胞の増殖も速く早期発見、早期治療をすることが重要です。
骨肉腫は股関節の周辺、ひざ関節の周辺、さらには顎などにも起こることがありますが、上腕骨などにも発症する事があります。
【肘の痛みなどの自覚症状がある】
悪性腫瘍が骨にできると、その部位、また周辺に痛みを感じます。
肘周辺にできた場合、肘の痛みなどの自覚症状から以上に気が付くことが多いです。
初期症状は肘の痛みも筋肉痛？打撲した？くらいのもので、運動をすると痛みとして自覚症状が出てくるということもあり、痛みがあっても重病であることに気が付かない人も多いのです。
スポンサーリンク
【上腕骨に発症しても肘の痛みと感じることがある】
小児の場合、痛みの伝え方がわからず上腕骨が痛いのに肘の痛みとして訴える事もあります。
また肘の痛みなのに上腕骨が痛いという子もいます。
自覚症状は骨肉腫の場合「痛み」「鈍痛」として出てくる以外、ほとんどないので年齢が小さいお子さんはご両親がよく観察し状態を把握する事が大切です。
【進行すると腫れ、熱などをもつ】
骨肉腫は進行すると肘の痛みなどから次第に腫れる、熱を持つなどの自覚症状が出てきます。
また肘関節に癌が発生している場合、関節を曲げにくくなる、伸ばしにくくなるということもあります。
骨肉腫は若い世代に発症する事が多い病気です。
スポーツなど頑張っているお子さんに骨肉腫の自覚症状があっても、レギュラーから外れることを恐れて痛みを隠すこともあります。
しかし、初期症状を発見する事が早期治療、完治につながるのですから、痛みなどがある場合、甘くみずに診察を受けてほしいです。
