かかとの打撲は治らない!?注意すべきは骨折!
足とは怪我しやすい部位のひとつとなります。
スポーツでも負傷しやすく、日常生活でも転倒などによって怪我をすることがあります。
特に「かかと」は体重が最も乗りますので重症となる場合もあります。
ではかかとを打撲して治らないというのはどのようなことが考えられるのでしょうか?
詳しくお話していきましょう。
【かかとは…】
かかとというのは足の後方にある部位のことを指します。
通称きびすとも言います。
多くの哺乳類はかかとを付けてあることがありませんが人間だけが歩く際に使用します。
骨は下腿の骨と関節をつないでいる踵骨(しょうこつ)が存在しています。
【打撲の症状と全治】
打撲をした際には痛みだけでなく、腫れや内出血などの症状を伴うことがあります。
軽い打撲の場合には1週間〜2週間ほど完治へと向かいます。
しかし、この期間を経ても治らないという症状がある場合には注意が必要です。
最も注意しなければならないことは骨折している可能性があるということです。
【骨折している!?】
かかとを打撲するというのは高いところからの着地の際に外的な強い力が加わった際に起こりやすいです。
上述したように打撲の場合にはそこまで長引くことはありません。
かかとが骨折することを「踵骨不顕性骨折」と言います。
この場合には受傷した直後ではレントゲンでもわからないことがあります。
これはかかとの骨に特徴があります。
踵の骨は細かい骨によって形成されています。
骨が網状になって形成されていますので損傷したとしてもレントゲンにうつらないように組織を損傷させます。
骨が修復され始めてようやく骨折とわかります。
このように打撲と骨折の見分けがつかない場合もあります。
症状も多くの場合にはほとんど同じですのでいつまでたっても治らないという状態が作られてしまいます。
【まとめ】
踵を骨折している場合には病院で検査を受けたとしてもわからないことがあります。
しかしいつまでも痛みがひかない、腫れが治らないといった症状がある場合には再度病院を受診しましょう。
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