骨折すると骨が太くなるってホント!?その理由とは?
骨折というのは骨が折れてしまうことを指します。
その種類にはさまざまなものがあります。
部位によってもことなりまし、原因や症状、重症度によってもさまざまな分類がされています。
開放骨折、疲労骨折、病的骨折…などさまざまな種類があります。
骨が折れてしまう原因というのもさまざまなことがありますが、スポーツや転倒などが多いのではないでしょうか。
高齢者の場合には骨粗しょう症などのによって骨がもろくなっていることもあります。
骨が折れてくっつくと太くなるというのは本当なのでしょうか??
その理由についてお話していきましょう。
基本的には太くなることはありません。
またくっついたからといって、患部が以前よりも強くなるということはありません。
これは骨がまっすぐに元通りにくっついた場合のお話です。
太くなったと感じた場合にはまっすぐにくっついていないかもしれません。
骨同士がくっつく際に仮骨が成型されるのですが仮骨が多く作られ過ぎると太くなると言われています。
骨というのは折れたとしても元通りの強度と形状に戻ります。
これをリモデリングと言います。
昔は太くなることによって骨が強くなると言われていましたが、今はそんなことはほとんどありません。
治った患部をレントゲンで見た時に太くなったのをみて強くなったと勘違いしたことによって広がったただの噂と言われています。
骨というのは一部分が太くなってしまうと骨折しやすくなってしまう傾向があります。
骨に起伏があると一部に負担がかかってしまいやすくなるためです。
これらのことから骨折をしても基本的には「骨は強くならない」「太くならない」理由が分かったと思います。
余談として一度捻挫をすると癖になると言われていますがこれは本当です。
靭帯と靭帯の位置がずれてしまい、再びずれやすくなります。
このように怪我によっては再発しやすい怪我もあります。
スポーツ選手で怪我に悩まされているというのは、このようなことが原因となっていることもあります。