子供が鎖骨骨折した時のお風呂の入り方と入浴方法
乳幼児でもベッドからの転落などで鎖骨骨折をする事があります。
子供が骨折をした時のお風呂の入り方と入浴方法についてお話しします。
【子供の鎖骨骨折のケース】
鎖骨は肩から胸にかけての血管や神経を保護し、胸骨と肩甲骨をつないで腕や肩の動きをスムーズにするための役割を持っている大事な骨格ですが、遊びや運動で毎日激しく動き回る子供たちは、転んだり大きな刺激を腕や肩に少しだけ受けたりしただけで鎖骨骨折をしてしまう事があります。
乳幼児であっても何かの拍子でベッドから落ちて鎖骨骨折をする事がありますし、自転車が転倒して肩を強く打った拍子に鎖骨骨折をしてしまうなど、子供は何がおきるかわかりません。
しかしながら子供の鎖骨骨折は大人と違って骨の再生機能が強いですから、若干骨がずれていても元の形に戻ろうとする働きが生じて自然完治します。
ですからよほどの事が無い限りは手術とはならず、保存療法で対処します。
ただし固定中のお風呂の入り方や入浴方法は大人同様に苦労が多く工夫が必要なのは変わりません。
スポンサーリンク
【子供が鎖骨骨折した時の安静時のお風呂の入り方と入浴方法】
鎖骨骨折直後は鎖骨バンドや三角布あるいはギブスなどで肩から腕にかけてがっちりと固められていますから、実際問題として腕を動かせませんししっかり骨がくっつくまでの安静期間は、一切腕は上がりません。
その期間はおよそ1週間から2週間です。
冬ならまだしも夏の暑いときでしたら体も頭髪も悪臭が放ちますし汗もかきますから、子供にとってはお風呂に入れないのが大変辛いものとなります。
特にギブスで固めている間は水や汗で濡れてしまうと、内部に雑菌が混入したりギブスが湿ってきて激しいかゆみを生じたりなどしてしまいます。
ドクターの許可が下りるまではぬれタオルで体を拭く程度で我慢しましょう。
この時期のお風呂の入り方および入浴方法としては、他に湯船もしくは洗面所に頭だけを突き出して大人がシャワーで洗ってあげるというのが妥当でしょう。
その間肩は一切動かさないのが前提です。
【ドクターの許可が下りた時のお風呂の入り方と入浴方法】
レントゲンと触診でようやく入浴の許可がおりてもギブスをしている間のお風呂の入り方と入浴方法に注意が必要です。
肩と首にバスタオルを巻きビニールを垂らします。
この時のビニールはゴミ袋を代用してもかまいません。
要は毛染めなどで使うケープの要領で使うのです。
絶対ギブスをぬらさないようにシャワーをします。
子供の鎖骨骨折はギブスなどで動きが制限されてつらい時期ですが、お風呂の入り方と入浴方法にも工夫が必要です。
スポンサーリンク