しびれは打ち身の症状でも怖いサイン
体を強くぶつけたりしてできる打ち身は、腫れたり内出血をしたりすることはよくある症状です。
その中で、しびれを感じてしまうということも出てくることがあります。
状態にもよりますが、しびれがみられるということは決して良いことではありません。
【時間とともに消えていく】
打ち身を受傷した場合、患部は腫れてくることもあります。
これは何も珍しいことではありません。
この腫れが、神経を圧迫している状態になると、どこかにしびれを感じるようになるでしょう。
軽くしびれている程度であり、時間とともに軽くなってきているのであれば、あまり問題はありません。
【腫れと神経圧迫】
強くしびれを感じている場合、強く神経を圧迫しているだけではなく、打ち身と同時に神経を傷つけている可能性もあります。
どこをぶつけたのかということも重要で、頭部などでは非常に危険性があると考えるべきです。
四肢などでも強いしびれの症状が現れている場合には、できるだけ早く病院で診察を受けるべきでしょう。
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【骨折していることもある】
しびれとともに強い痛みもある場合には、単純に打ち身というだけではなく、骨折の可能性も出てきます。
時間とともに症状が軽くなることはなく、腫れも引いてきませんので、すぐに専門医を受診するべきです。
【コンパートメント症候群の可能性】
打ち身でしびれを感じる症状の中には、コンパートメント症候群と呼ばれる症状の場合があります。
打ち身で腫れあがったことによって血行障害や神経圧迫が起きたのが問題です。
神経組織が壊死してしまうことになり、機能障害が残ります。
壊死してしまったため、回復することはありません。
単に打ち身と思っていても、非常に重い状態になってしまいます。
6時間から24時間以上の血流停止が大きな問題ともなってきますので、できるだけ早く診察してもらうことが重要です。
打ち身と一口に言っても、さまざまな症状を引き起こします。
どんな症状なのかということは、状態を知る大きな手掛かりになるといってもいいでしょう。
しびれもそのひとつですので、強く感じる場合にはできるだけ早く対応することが重要です。
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